Electric 電気自動車

EV用の電池メーカーの情勢が気になってます。

近年、世界の自動車市場が急激に変革を続ける中で、確実にEVのシェアが伸び続けています。
その中で、中核を成す車載電池は、自動車メーカーの今後を左右する主要部品である事は間違いありません。

日本のメーカーは、その中で、シェアを取れていくのでしょうか。
どうも、世界の動き特に中国・韓国の動きはダイナミックで早いですが、
日本の企業は遅いよねぇ

日本の電池メーカは現在、パナソニックを筆頭に、GSユアサ、日立、東芝、
ソニー、NEC・・・
多数のメーカーが乱立しているようで、規模は小さいが、一時期の中国のような状態になっています。

その中国ですが、2017年に自国メーカーの保護を目的に、
バッテリーの認証制度を設け、数百社あった電池メーカーが50社前後に
集約され、かつ外資メーカーを上手に排除し自国メーカーを上手に育てて
います。(2021年にはこの規制も撤廃されるようですが)

で、現在は、CATLとBYDの中国2社で既に65%前後のシェアを握ってしまい
他の中国メーカーは淘汰されつつあるようです。
2020年にCATLが世界最大の電池メーカーになり、供給量も
世界最大、世界のバッテリー需要の3/4を中国メーカーが生産する
ようになると予想されています。

パナソニックはどこ行った?

日本国内は、いつもの如く、中々足並みが揃わないと言うか戦略的に
合併しようって気が無いようですよね。
視野が狭いと思っちゃうのは私だけでしょうか...
ある程度大きくならないと世界では戦えないと思うんだけどなぁ

そうは言ってもパナソニックには期待してます。
なんと言ってもテスラにバッテリーを供給している事や、トヨタと
組んで開発している次世代の電池、特に全個体電池の実用化を楽しみです。

トヨタは2020年からEVにも力を入れていくようで、世界で、
10車種以上のEVを供給していく考えのようで、やっと来たか...
って感じでしょうか。

で.....

私達はこの時代に内燃機関を開発しようとしているんですが、
当然、戦う相手がEVなら、Well to Wheelで、勝てるぐらいの
エネルギー効率じゃなきゃなりません。

しかも、電池のパフォーマンスも年々上がっているし、戦う相手が
どんどん巨大になっていく中で目標に到達できるのか、ちょっと不安です。

但し、電池側にも弱点が無い訳じゃありません。
それは世界の電力需要が凄い勢いで伸びている事。
発電所あるいはソーラー・風力発電等をどんどん増やさなきゃなりません。

(原子力発電所を作れ!って話しじゃ無いよ。)

EVの需要が減る事は無いでしょうから、いずれ全てがEV化
する事にはなるでしょうが...それまでに私達がエンジンを開発し
そして供給していく余地があるのでしょうか...

それは10年後? 20年後? 30年後?

しかも、こちらはトヨタのような大会社じゃ無くて、
零細企業というよりは、微細メーカーだし。

ま、頑張ります。

関連記事

  1. 新エンジンの仕組み...その2
  2. 空燃比って知ってますか?
  3. 新エンジンの仕組み...その1
  4. エンジンのトルクと馬力の関係
  5. 新エンジンの仕組み...その3
  6. Swirl歯車とは...その4
  7. 2030年CO2削減目標を達成!EVに大きな期待!
  8. エンジンオイルはなぜ必要?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。
PAGE TOP