自己紹介ブログ...その4巨人現る。

2019年4月4日

さてさてプロバイダー事業も軌道に乗りかけて、いざこれから! って時に、あの巨大企業が私達の前に立ちふさがります。

そう、あの巨大企業 悪の帝国 NTT です。

あっ違った、別に悪の帝国軍じゃ無かった、普通の巨大企業のNTTです。 ゴメンナサイ!

NTTはOCN(Open Computer Network)というサービスを引っさげてプロバイダー業界に登場!

正確にはNTTじゃ無くて、NTTの子会社のNTTコミュニケーションズが運営するプロバイダーサービス。

そのOCNが、瞬く間に中小のプロバイダーを廃業に追い込み、会員を根こそぎ かっさらっていきます。
そりゃもう ブルドーザーのようにガーッと!

だって、サービス提供価格が10分の1なんだもん。
巷にインターネットが浸透し始めて 一般の関心が高まって、
とても良い感じで市場も育ってきた、このタイミングで!

ガッ と!

ocn へへへ  客は全て俺が貰ったぜ.....

こんな感じに思ってました。 悪そうに見える? ...気のせいですって!

 

私達のような弱小プロバイダーはひとたまりもありません。
OCNの価格に引きずられるように、私達も価格をさげざるを得ません。

翌月から会社の売り上げが、いきなり10分の1に!!!
500万の売り上げが 50万 になるんだぜ!

従業員に支払ってた給料だって月に300万以上かかるってのに!

世の中にインターネットが認知され出して仕事がやりやすくなったはいいが、
ビッグプレーヤーが新規のお客を根こそぎ全部刈り取っていく………

またしても、このままじゃ ヤバイ!
何とかしなくちゃ!  です。

今は少し賢く(昔より)はなりましたが、その頃の私達にはどうすれば良いのか、
知恵が全然ありませんでした。

よく言われるユニコーンと呼ばれる企業は、恐ろしく成長のスピードが速く、
出る杭は叩かれる前に伸びきってしまえ! って感じで凄い勢いで仕事しますが
札幌のような田舎に住んでると、スピード感が身につかなくてねぇ...(^^;

首都圏あるいは世界のトレンドに気が付いた時には既に遠くに行っちゃってて
、この何というか、この世界の置いてきぼり感は酷いです。

特にネット業界は2~3か月前の事は、標準じゃ無い世界なので、ついていくのが
もう、ほんっと大変です。

で、NTTさんに強烈なパンチを食らった恨みがあったわけじゃ……...あったかも知れんけど、
対抗する為にDDIさんと接近します。  現在のKDDIね。

DDIはプロバイダー事業としてDIONっていうサービスをNTTに対抗して始めてたんですが、NTTと違い社員数も少なく (私達からみたら充分 大企業ですが、)技術的な事だとか、お客様にどうネットワークソリューションを提供していくか、とかノウハウが無かったんです。

そこで不肖この私がDDIの勉強会の講師をやる事になります。

北海道内のDDIの全営業さんに対して何度も。

そしてDDIの代理店にもなりDDIの営業さんが取って来た仕事から手数料を稼がせてもらう事になります。

で、そうこうしてるうちに当時NTTの代理店で1番大きな会社から受注を頂く事ができDDIの回線を引くとこになるのですが..これが大問題に!

私と、当の代理店がOKしてるんだからいいじゃん! って思ってたんですがNTTもDDIも両方から大クレーム!
二人とも どちらからも呼び出しをくらって、説教!
いい歳こいて怒られ小僧に...

……が、しかし受注は取り消しにはならず両方の回線を敷設するという全国でも大変珍しい状況になり、
…何が珍しいかって言うとLANケーブルとルーター そしてNTT回線とDDI回線は物理的に繋がってるにもかかわらず、デスクの上のパソコン環境はどちらか一方にしか繋がらないという……

NetWork1 パソコン間はやり取り出来てもネットはどちらかだけ!

左側はOCNにしか繋がらず、右側はDIONにしか繋がらない。

...ね!  珍しいでしょ!

……アホか!

 

(知らない人の為にザックリと説明すると、普通は、下図のように、どこかのホームページを見ようとする時には、どこのプロバイダーを使うのかを意識する事は無いと思います。なぜなら、ルーターと言わるる機器が、その時にどのルートを通って目的地に着くのが早いかを自動的に計算してい接続します。)

routing

インターネット上には無数のプロバイダー同士が接続しあっていて、網の目のようになっており、どっちの道を通るかはルーター任せで、その時 早く辿り着く方をルーターが自動的に決定します。

普通はね! でも この代理店のネットワークは完全分離型!

しかし掟破りの営業をかましつつ、色々と新しいサービス繰り出し、何とか頑張って
みたものの既に増えてしまった従業員を即座にクビにするわけにもいかず、
再就職先を出来る限り探して、ちょっとづつ従業員さんには辞めてもらい...

何とか3~4年ぐらい頑張ってみたものの...その後一向に浮上せず、
それで借り入れ金とか、税金とか保険料とかが払えずに、残念ながら閉店する事に
なります。

負債総額は…1億円にはだいぶ届いてないですが、そんな感じです。

え〜っと、
まだ終わりじゃ無いよ!

会社は閉めましたが、当然 残ってるお客様もありまして、あらたに、
UNITSという有限会社を用意して、そちらで細々と事業を継続する事になります。

この会社は当初は別な方が経営してたのでが、僅か1年程度で代表者が
破産して逃げちゃたので私が買い取って自分の会社にしました。

実は会社を閉める前に最後の借り入れ金を少ししまして、一般の取引先には
優先的に支払いを済ませてたので、残りは銀行と保証協会と税金、年金事務所
と接続元の大企業さん(NEC)とかね、..が残ってるぐらいで債権者が
ワンサカ押し寄せるっていう状況にはならずにすみました。

いや、もちろん簡単じゃなかったですが。

私は破産したわけでも無いし、根気よく何回も話し合いを重ねて、
かな~り嫌がられましたが、ちょっとづつ支払う事に同意(かどうか分からんけど)
してもらったりしました。

頼むから破産してくれって担当者に…今も年に2回ぐらい言われてますけど、お断りしてます。
もう慣れちゃった。

そして、この会社を経営しつつ、他の会社の仕事もしつつ…とりあえず稼ぐ為には
サラリーマンじゃ無理だし、仕事を選り好みしてらんないし、
何でもいいから働くしかない!

…えっと 生来、楽天家なので全然 悲惨な状況になったとは思っていなくて...
誤解を恐れず言えば、楽しく仕事してました。(今も)

そして4年前、ある仕事でお客様からSOSが入ります。

私がやってた仕事じゃ無いんですが、
〇〇が途中で仕事を放り投げて連絡付かないって…電話が来まして
クライアントが100社前後ある会社のネットワークが止まってしまう
……助けてくれ...と。

それは大変! ネットワーク関係を生業としているからには、ほっとくわけにいかず
そこから2週間ぐらい不眠不休で取り組んで、何とか最悪の事態を回避出来そう
なぐらいに仕事の目処を付けたところで………

倒れました。

気付いた時には3日たってました。

 

次回は、現在に至る復活への道!! 乞うご期待! ...なんのこっちゃ

88_31