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新エンジンの仕組み...その3

さて、続きです。
私達が考えたExswirlギヤの問題点についてですが、
前回示した図のように歯車を組み合わせて回転させると、大きな問題点がある事に気づきます。

仕組みだけみると、問題無いように思えるのですが...
実際に回転させてみるとわかる事があります。
それは歯の組み合わせが切り替わる時の速度変化です。

グラフにしてみると解ります、

赤い線で示した部分が歯車の組み合わせが切り替わる瞬間です。
連続した回転をしている最中にこの速度変化はあり得ません...
無理に回転させようとすれば、歯車が切り替わる瞬間に大きな衝撃を受けて壊れること請け合いです。(^^;

だがしかし、解決方法はあります!

皆さんは楕円歯車って知ってますか?

https://youtu.be/Ybgva5L5Edg

こんなのです。
真円ではなく、楕円形をした歯車を二つ組み合わせると回転中に急に早くなったり遅くなったりします。

...どっかで聞いた事あるような無いような...

そう、私達が開発を進めている歯車もこれのように組み合わせればいいんだ!
それさえ分かれば後は簡単!

この楕円形を輪ゴムだとします。
この輪ゴムを下図のような円筒に斜めにかけたところを想像してみて下さい。

ほら、楕円形を真円にかける事できるでしょ!

つまり、速度変化をナチュラルに早くしたり遅くしたりする。
グラフにすると

これをさっきの輪ゴムのように、円筒に巻き付ければ、スムーズに歯車を切り替える
事が出来ると思います。

実際には、もうちょっと細かくて複雑な計算が必要なのですが、ざっくりと説明すると
こんな感じです。
後は実際に作ってみないと.....

という訳で、今年はミニチュアモデルですが、実際に作ってみようと思ってます。
既に、いろいろと関係各所にヒロ君が当たってくれています。
お楽しみに!!!

※ さらに今年は仲間を増やすべく、いろいろ始めようと思ってます。
  こちらも近々発表しますので、お楽しみに!!!

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